(3/13 21:41 読売新聞)
奈良県大和郡山市の自宅で2月、妻(91)を殺害したとして殺人容疑で県警に逮捕された男性(96)について、奈良地検は13日、「十数年にわたる妻の介護の影響で心神耗弱状態だった可能性がある。高齢で反省もしている」として、不起訴(起訴猶予)にし、心神喪失者医療観察法に基づく審判を奈良地裁に申し立てた。
同地裁は審判で心神耗弱などと判断した場合、指定医療機関への入通院を命じる。

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(読売新聞)

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どんなに心の強い人も
心が折れる時はある。

十数年の介護という事は
80辺りからの介護。

体力がいかほど残っていようか。

力はいかほどまで落ちていようか。


そんな中、

十数年も。


外に遊びに行く楽しみもなかったのではなかろうか。


不起訴は妥当。

いや、当然。


情状酌量、

心神喪失、

心神耗弱は、

まさにこういう事例に使う言葉だ。


医療機関への入通院は、

この老人を「孤独」から救う。


然るべき判断を祈る。