現代版ぽん子の兵法書

日常的な事やゲーム、アニメ等から現代を生き抜く術を学びたいブログ
(げんだいばんぽんしのへいほうしょ)

FC

インターネットカフェ FC加盟の注意点 ②

前回を踏まえた上で話します。

そして自分が加盟した事のあるFCを元に書きます。

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注意点といっても

やめておけとは決して言いません。

しかし楽に稼げる商売ではないのでオススメはしません。

やはり人間約8時間の労働でまっとうな給料を得ることを目標とすべきです。


筆者は優れた人間に恵まれたので

24時間の仕事にもかかわらず

最終的にその中で自由な時間に自由に働くことが出来ました。

しんどそうにしてると「部屋で寝といてください」と気を使ってくれるぐらい自由でした笑


が、

もちろん始めたてのころはずっと店にいましたし、

(今やめったに起きないし、スキルと術をしった今なら2日もあれば収束すると思いますが)
とある大問題が起きた時は3日寝ずに店で仕事したこともありました。

気が張ってるし仕事やる気マンマンだったので苦痛でも何でもなかったですが

大変は大変ですよね。

これを解決するのに「道具」は本部に用意してもらいましたが、

本部からの応援は誰も来ませんでした。

かわりにバイトの子にお給料は出ないけど手伝ってくれないか?と頼んだら

全員が来てくれて何とか作業を早く進めれました。

もちろんねぎらいはきっちりしました。


あとは皆のスキルや皆との信頼関係次第でだいぶ変わりますが、

バイトでは対処できない問題が起きた時は

店に呼び出されますよね。


と、

24時間の大変さを書いても仕方ないので

そろそろFC加盟の際の注意点書いていきます。


まず一つ


・提示された試算は信じない

絶対に自分で試算してください。

その1で例にあげた私の店に対して

フランチャイズ側の提示した収益モデルはなんと500~600万です。

当時ブームだったからとかは全く関係ないです。

その1でも書きましたが

一人部屋に2人組みはザラ。

広めの一人部屋に3人入ってもらうなどして来店したお客さんに

何とかお断りすることなく入ってもらったりしたエラ流行りの月ですら

400万です。

パンパンに入れて400万です。

値段を上げればよかったなどと言われるかもしれませんが

流行ったからとそんな横柄な商売はできません。


しっかりと出店地の人の流れや物価、

夜の店、居酒屋スナックなど有無、

その土地、そこに似た土地のネットカフェの視察。

必ずしてください。

向こう(FC)はそういう商売です。

文句を言ったところで

「そう思った。そうならないのはあなたのせい。」になってしまいますし、

借り入れたお金は誰にのしかかるのかを考えると、

そんな文句は無駄な労力です。


・本部に頼らず自分で解決する能力が必要

じゃぁなんでFC加盟するんだって話ですが

まさにその通りで

FCの存在意義って「始める時の用意」「名借り」と考えた方がいいです。

(その用意も手抜きなんですけどね。

それは後に書きます。)

本部は基本何もしてくれません。

そのことに関して怒ってるオーナーを何人も見ました。

しかし

加盟金だけ払ったら後は必ず儲かるなんて商売はまぁないです。

基本直営でやらない理由は

儲けを出すまでの努力がしんどいからです。

本部のノウハウもたいしたことありません。

経営に関しても玄人ではありません。


正直自分がもう一回やるなら加盟せず個人でやります。

ノウハウもあるし業者も知ってるし開業資金も遥かに安い。

もともと経営してた時から本部にはほとんど頼らなくなりましたし。

途中から自分がやらなくて誰がやるんだ!って事で基本本部に頼るのをやめました。

PCの修理も本部に送ると数日は返ってこないので、

自分でできるようになりました。


でも本部とは仲良かったですけどね。

加盟してる限り喧嘩したっていいことなんて一つも無い。

喧嘩したところで借入金は返さないといけない。

何もしてくれないなら自分でやるしかないでしょ。

この気持ちが無い人は

何かを経営すること自体おそらく不向きなんだと思います。


なんかFC擁護みたいになってますがそんなつもりは全くありませんよ笑


重要なのは

経営する人は誰なのかという事です。


また長くなってきたので次で最後にします。

・内装等準備段階の時に必ず立ち会うべし

上にも書きましたが

私のやってた店ではかなりの手抜きが確認されました。


一年経たずパーティションの壁が倒れました。

仲の良い常連さんの部屋で起こったからまだ良かった物の

下手をするとえらい事に発展するかもしれません。

バイトの子の知り合いの宮大工に見てもらったところ

「日曜大工好きのお父さんでもこの釘(ネジ)の打ち方間違ってるって気付く」

と言われました。

もちろん内装屋呼び出して全部屋補修させましたが、

それはそれはすごい音を立てることになります。

下手な人がネジを打つとうるさいんです。

なんどもこの内装屋やめたほうがいいと本部に言いましたが

未だにずっと使っています。

おそらく安いんでしょう。(本部の儲けの大部分なんでしょう)


LANの配線などもぐちゃぐちゃ。

店をオープンさせながらコツコツ配線しなおしました。


本が全然揃ってない。

本に対してお金の掛け具合(明細)があったのかは知らないのでなんともいえませんが、

まぁ謎の本はいっぱいあるが有名どころが少なすぎる。

例を挙げると北斗の拳。

絶対要る本の内の一つ。

全体の冊数もかなり少ない。

なのであとから追加で本代がかなりかかる可能性がある。


PCも納得のいくような内容じゃない。

全部屋に設置されてないしかなりしょっぱかったです。

記録されてる内容もひどい物でかなり重かったです。

それらもOSから入れなおし

必要なソフトだけで軽く使いやすく変更。

限られた経費でコツコツ増設などしてcereronでもがんばって使う。

これぐらいの気力が必要。

まぁそれらが出来る人は自分で用意するのがベスト。


こんな感じなのに初期費用3000万(5年以上前の値段)です。

テナント賃貸の初期費用を抜いたとしてもかなりの額です。

なので納得のいく内容かどうか契約前、契約時、着工前、着工中、着工後。

それぞれのアイテムも含めて必ず見て折衝してください。


経営するのはあくまで自分自身なので誰の責任にも出来ません。


また長くなってしまった。

文才無さ杉↓↓


とりあえずダラダラと書きました。

全部を語ったわけではありませんが参考にしていただければと思います。

その1の記事を見てふと昔を思い出して書いてしまいました><



ちなみに私が今は経営してない理由は、

オーナーの破産です。

私の経営してた店は黒字だったのですが、

オーナーの本業が倒産するに当って

知らないうちに店が本部に売られてしまいました。

知ったのは倒産の4日前です。

ビックリですよね笑

常連さんにもすごく申し訳ないです↓↓

せっかくの黒字店舗

自分で買い戻そうと思い本部と話しましたが

また2000万~3000万(運転資金含)かかると言われました。

あきらめました。


「買い取ってすぐ内装することを発注した。」

「それだけで600万ほどかかる。」

再オープンしてから見に行くと


壁を業者に拭かせて

PCと椅子が総入れ替えされただけでした。


600万???

フランチャイズってこんなもんです。


しかも

確かにオーナーではなかったけどずっと

全てを経営してきた本人が買い取る時に(オーナーの持ち物で引き継ぐ場合でも)

FC加盟金は普通に発生します。

FC保証金も。

最終的に誰かに引き継がせる予定の人は参考にしてください。


じゃぁ個人でやらない理由は?=控えさせてください。

すいません。


ここまで書くと本部から電話かかってきそうですがその時はまた報告します。

まぁ別に嘘は書いてないし加盟するなとも言ってないし大丈夫でしょう笑


やるなら覚悟を持って知識ノウハウを積み重ねて黒字に辿り着いてください。

やり方、場所次第で黒字は出せます。

ですがあきらかに儲けにくくなっているのは事実。

変動も大きいです。

法律も変わります。

そこをどう乗り切るかは経営者の腕次第です。



なんか情報商材みたいですが笑

以上です。

インターネットカフェ FC加盟の注意点 ①

筆者は某FCインターネットカフェの雇われ経営者をしていたのだが

凄まじい嘘記事を見つけた。

あまりのひどさにこの記事のコメントにもついつい書いてしまった。

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漫画喫茶の月商600万円 うち原価は80万円の超おいしい商売

 世の中には不況なんてなんのその、しっかりと稼いでいるビジネスがある。 ここでは、駅前に必ずといっていいほどある漫画喫茶やインターネットカフェの「儲けのカラクリ」を紹介する。

 船井総合研究所の経営コンサルタント・藤本翔氏がいう。

「漫画+ネットが一番オーソドックスなスタイル。50席の店の場合、家賃を除いた原価は80万円ほど。月商は600万円くらいなので、かなりおいしい商売です。時間あたりの料金なので、いかに滞在時間を延ばすかが儲けのポイント」

 フリードリンクの店がほとんどだが、飲み物の原価は数円程度。最近はビリヤード台やスロット、女性客用に酸素カプセルを置いている店まであるという。

「漫画は、古書を集める中継ぎ業者から買う。個人オーナー店では、自分で古書店を回ったり、ネットオークションで安く落としたりもするようです。フランチャイズ展開している大手の場合、潰れた店舗の在庫をまるごと買い取ることもあります」(藤本氏)

 漫画喫茶は、作品の購入や利用の代金がまったく作家に還元されない。そのため作家や出版社から抗議の声が上がっているが、儲けの前ではそんなことお構いなしということか。

※週刊ポスト2013年3月15日号


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この記事を読むと


あたかも


漫画喫茶は家賃+80万で


誰でも簡単に


売り上げ600万の店が運営できるかのようだ。



正直に言うとありえない。



まず人件費で80万くらいは絶対いる。


「人件費は原価扱いじゃないし」とか言うんだろうがそんなことはほっておこう。


問題はそういうことじゃない。



全員バイトで常に一人体制で


一人体制だけど休憩分引いたとして



基本時給800円(800円×13h=10400円)


夜10時から朝5時まで1000円(1000×7h=7000円)


朝5時から9時まで850円(850円×4h=3400円)


休憩3交代のシフトでおいしいところで引く(朝-800円夕-1000円夜中-1000円)


一日 18000円


つまり一月(30日)で  540000円


常に1人体制でこれ。


オールラウンダーで店を纏める人間を正社員(25万)で入れると


790000円。


人件費でこれ。



家賃も簡単に家賃って書いてるが


駅前で50席の広さ。


600万稼ごうと思えば


結構良い回転率が必要になるので立地も大事だ。



(ちなみに筆者のやっていた店は


30席程度で、ちょい忙しい程度で300万程度。


一人部屋に了承済みで3人グループ詰め込んだりするほど忙しかった月で結局400万程度。)



乗降客は渋谷なんかの8分の1にも満たない(もっと少ない)乗降数だが、


家賃は40万程だった。



ここに24時間の電気代、水道代、共益費、看板費が付いてくる。



50席を埋める程の立地の家賃はいかほどか。。。



ここにドリンクや本、PC関連代や什器代、フード代、


さらにオンラインゲーム公認の費用(プレイ時間×20円等)等の諸経費がかかってくる。


もっと言えば借り入れ返済だってある。


ここから残ったのが自分の給料。


自分が上記の正社員の役割を果たせば問題ないが


中々大変である。



ちなみに50席で600万と言うことは


客単価1000円、回転率4.0(一日200人)って計算だと思う。



回転率4はいけない数字ではない。


でも場所が悪けりゃかなり厳しい。


客単価1000円も土地柄で大きく違う。


客単価900円で回転率4.0だと540万。


客単価1000円で回転率3.0だと450万になってしまう。


こういうところもきちんと踏まえておきたいところだ。



でも600万あがれば


金銭面は結構余裕なはず。


借り入れが返済し終われば


それはそれは大層な給料を得ることが出来る。


ただしプール金(悪い意味じゃないですよ!リニューアル費とか他階での火事とかもしもの為)や


従業員の給料アップは忘れずに!(600万もあがれば給料を上げてあげれるはず!)



FCについて書いてませんが


ちょっと長くなってまとまり無くなってきたのでこの辺で。


続きはインターネットカフェ FC加盟の注意点 ②で。

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